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楓の口癖から見る「ARIA」との共通点~たまゆら~ 2011-12-08

今回は「たまゆら~hitotose~」を題材に書いてみます。
いつもながら過度な期待は禁物でお願いしまっする。

『たまゆら』良いですね。
自分は『ARIA』シリーズが原作もアニメも大好きで、だからこそ「ARIAシリーズのスタッフ製作」
という触れ込みに惹かれて視聴しているのですが、良いですね~。
(あとはアニ☆ブロで知り合ったShiroooさんが薦めていたからというのも、視聴した動機でした)

とはいえOVAはまだ未見で、公式サイトで公開されていた時も見逃してしまい。
あの時は本当に後悔したなぁ。
うっかり忘れていて、気づいたら終わってましたので。
今度レンタルで見てみようと思います。

でも、そんな自分でも世界観にすんなり入っていける物語なので、そこが凄い好き。
「日常もの」ってよく「ストーリーが無い」という批判をされていますが、
寧ろ話の前後の繋がりが薄いから、どこからでも入っていけるというのは長所だと思うなぁ。

その分、登場人物たちの心の繋がりが強く描かれていますしね!

って、こんなこと書くと「恥ずかしいセリフ禁止!」と藍華に窘められちゃうんでしょうねw

でも冗談抜きでそこが良いんですよね。
青春とか友情。自然の美しさや人の温かみなど。
そういう「恥ずかしい」感情を真正面から真面目に、どこまでも優しいタッチで描いているので、
世界観に浸れてしまうんですよ。


でもこれ、ちょっと間違えると本当に気恥ずかしく感じて、見るのを敬遠しちゃうことも
あるんじゃないかなとも思うのですよね。
灯里の純真無垢な心が感じた「あったかい」台詞を聞いて、「はずかしぃ~~~」と言いながら
体にサブイボが立っちゃう人もいるんじゃないかなと。

まぁ、そこまでにはいかなくても「あまりにも真っ白で眩しい毒の無さすぎる世界観」だから
正視するのがしんどいというくらいの反応はあってもオカシクナイと思うのです。


でも『ARIA』ってそういうのを和らげる要素がちゃんと描かれていたと考えます。
藍華の「恥ずかしいセリフ禁止!」ですよ!
このセリフ、ツッコミとしてもそれ以外の意味合い的にも凄く重要だと思うんですね。

これって要は作者側の照れ隠しだと思うのです。
日本人特有の奥ゆかしさともいうのかな…。
作中で自らツッコませる事によって、ちょっとした笑いに転嫁させちゃう。
否定するわけでは無くて、ほんのちょっぴり矛先をずらしているイメージ。

これが『ARIA』の見やすさの一つになっているんじゃないかなと思うんですね。


さて、『たまゆら』はどうか。
何もスタッフが同じだからと言って同じような手法を取り入れる訳でも無い。
『ARIA』以上に真っ直ぐに人の優しい部分を優し過ぎる世界観の中で描かれているなぁって
思っていたのですね。
昨日までは…。

でもでも、よくよく考えたら、ちゃんと『ARIA』の伝統を受け継いでいるのかなとも思うように
なりました。
主人公・楓ちゃんの口癖である「~なので」という部分で。

これ、単に可愛い口癖だなぁとしか思っていなかったのですよwww
竹達さんはやっぱりこういう系統の声の方が好きだなぁとか。

そんな事しか思っていないかったのですが、でも、これが藍華の決め台詞の「代わり」
なのかもしれないと思い始めたのです。

で、辞書で「(な)ので」を引いてみてよりその思いを強くしました。
以下抜粋させて頂きますと

引用元:goo辞書
話し手の気持ちを表わす表現でも、「ので」の例文(2)のように、
丁寧な表現や書き言葉では一般に「ので」が用いられる。
これは、自分の気持ちを前面に出すのを避けるためである。



恥ずかしくなっちゃうような台詞をちょっとだけ引込めるという意味で、
藍華のツッコミと同じような役割をしていたのではないかなって。
楓のモノローグとともに話が締めくくられる事が多いのも、その為なのかもしれませんよね。
Cパートでオチをくっ付けているのも、同じように照れ隠しなのかもw

なんにせよ。
優しく心地いい人々の気持ちと空気を描いているこのアニメは、
非常に面白いと思いますね。
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