ラストエグザイル　銀翼のファム　第3話　「Light square」　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

ラストエグザイル　銀翼のファム　第3話　「Light square」　感想 2011-10-29

ミリアの憤りと、それに真っ向から手を差し伸べるファムの姿。
ラストのミリアの表情がなんともいえません。
ラストエグザイル　銀翼のファム　第3話　「Light square」　感想です。

→ラストエグザイル　銀翼のファム　公式サイト

やっぱりミリアと多少衝突しましたね。
しかも無理はない話。彼女は決してバカじゃない。
自分がいかに無力であるのか、自分に何ができたのか、それを嫌というほど痛感している。
それでも怒りの矛先をどこかに向けないと、どうにかなってしまいそうで。
ファムが黙って頬をぶたれたのも、その辺りがわかっているからなんじゃないかと思います。

それと同時に、ファムは自分が下した決断も間違っていないと考えているのだと思います。
トゥラン国王に娘を頼むと言われ、リリアーナもまたミリアの無事を願った。
ミリアを守ること。ファムが今できる最大限のことを選んだと思いますよ。
しかしファムにはどうしても本当の家族の暖かさ、みたいなのは理解はしていても、
感覚としてはおぼろげなのでしょうね。だからこそ逃げを選べたとも言えるのかもしれません。
ジゼルたちの家と比べて、ファムの寝室は薄暗かったですよね。
｢家族｣というものの温度差があれにはあったような気がします。

しかしルスキニアの表情が本当に柔らかかったですね。
あれが彼の素顔なのかもしれませんね。エクザイルであったり
一度飛び立って帰ってきた者達には強い苛立ちを見せていますが、
やはりそこにも国益以外に理由があるのでしょうね。彼がエクザイルなどの話をする時に
いつも触るあの手首のアクセサリが何かが気になるところです。遺品か何かでしょうか？
アデス連邦の誇る五将軍も登場して、今後空族やファムたちとのバトルも気になるところですね！

エグザイルがリリアーナを生体鍵として、トゥランに落ちてきましたが、
１００年近く前にも戻ってきた民がいる模様。
そして住処を奪われた民もいるわけなのですね。生きる場所を求めて旅立った者、
生きる場所を奪われた者、そしてそれを奪い返そうとする者・・・
そういった｢場所｣もまた、この話には関わってきそうです。

ラストの送り火での、風船に火をつけて空に飛ばしたやつ。
記憶が曖昧なのですが、どこかの国でもやっている光景ですよね。
日本でも川に灯篭を流すなどやっていますが、空族にとっては魂の還る場所は空、ということかな。
トゥランの破壊された飛行機を燃やしたりと、奪いもするけれど
そういった感謝というか、哀悼の意も示す彼らにミリアも少し考えを改めたようでしたね。
魂は空に、ミリアたちの涙もまた空に溶ける。何か感慨深いものがありました。

そしてミリアが髪を切りましたねー！
決意表明としては本当にわかりやすい形だと思うのですが、
私も頑張らないといけない、なにかできる事を見つけないといけないという気持ちが
素直に伝わってきます。序盤では周りの心配を察してあげられなかったかと思いますが、
最後には側近のテディにもいつも通り美味しい、と微笑んでいましたね。
彼女がほんの少し成長した証でもあったと思います。

さて次回は死神、と呼ばれる船を奪いにいく話のようで。
なんか前作の無敵艦を彷彿とさせる名前でしたが･･･それだったりするのかなー。
ファムが早速ミリアの翼になる為の準備を始めましたね、
リリアーナを救いたい、そのための準備かな。なんだかんだで諦めていないんでしょうね。
死神の正体やいかに、ですね。五将軍の一人、サドリも取り逃がすほどの船ですから苦戦は必死、
どうやって奪うのか楽しみです！

ではでは。

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