ちはやふる　第4話　「しつこころなくはなのちるらむ」　感想: アニメ感想【カニ】: あくあぐらす～Aqua Glass～

ちはやふる　第4話　「しつこころなくはなのちるらむ」　感想 2011-10-26

お話の起伏と千早のテンションがシンクロしたような回ですね。
まさかの展開でした。

さて、現代に戻っていよいよここから開始という感じの本編。
いきなりの千早の試合に大興奮です。

このアニメ、どこか『ヒカルの碁』を彷彿とさせてくれます。
別に話やキャラが似ているという訳では無く、試合の見せ方が似ている。
片や囲碁で、こちらはカルタ（百人一首）。
どちらも誰もが知っているけれど、馴染の薄い競技。
学生ならば、百人一首はわりと身近でしょうか？
私も中学生の頃なら、わりと身近に感じていた競技です。
でも、殆どの方はあまり馴染が薄い。

そんなマイナーな競技だから、試合展開をじっくりと描いてしまうと飽きちゃう。
特に囲碁だとルールから覚えないといけませんしね。
そこで、この２つの作品は、試合内容は殆ど見せない。
その変わり、展開を早めにして、試合では「人」を描いている。

競技そのものでは無くて、競技している人を描いているんですよね。
相対するキャラの心理や葛藤。真剣に戦っている姿なんかを魅力的に描いている。

今回、千早は言わずもがなでしたが、対戦相手の安田さんとか良いキャラだなぁと
思わずにはいられませんでしたね。
女子高生に見つめられると照れちゃったり、ちょっと女子高生相手に剥きになっちゃったり。
そして、凄くかるたが好きだったり。
お茶目なオジサンですよねw

ちょっとだけ千早と試合しただけの安田さんなのに、なんだか凄く魅力的に見える。
で、そんな魅力的な人に勝った千早がより輝いて見える訳で。

安田さんに勝って、太一が挑みもせずに逃げていた事を必死の努力もあって掴み取った千早。
（余談ですが、原田先生の太一への「説教」は物凄く良かったですね。）
本当に物凄く努力したのでしょうね。
ただ、彼女が安田さんに勝てたのはそれだけでは無いと思いますね。
きっと。絶対に。太一が応援してくれていたから。
原田先生が力添えしてくれたから。

「仲間が居たらきっと強くなれるから。」

太一に告げたこの言葉。物凄く重みがあります。
仲間が居たから試合に勝てた。
そんな実感が籠ったような千早の言葉。

気分もテンションマックスですよね。
遂に念願のＡ級に昇進！その勢いのまま、きっと別れた後初めて新に電話を掛けた。
そして傷心してしまった…。

まさか新がカルタを辞めていて、しかも「もう電話かけて来ないでくれ」まで言うなんて。
これには驚きましたよ。
いや。予想出来る事ではあったのですよね。
彼のクールすぎる表情とか見れば。展開的にもわりと王道ですし。

でも、想像していませんでした。
それは、新が誰よりもかるたが好きだと思っていたから。
そう見えたから。

そんな子が辞めてしまっていたとは。
想像以上にキッツイ展開ですが、この後どうなるのか更に楽しみにはなりました。
毎回書いている気もしますが…。おもろいです。このアニメ。

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