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ONE PIECE 第643話 「ファントム」 感想 2011-10-23

『週刊少年ジャンプ』2011年46号掲載の感想です。
ネタバレ注意!

先週書いたワンピの記事が消えてる。なんでやねん。
もうもう。

引き続き時間がちょこっと巻き戻っての魚人島の出来事。
今回は2つの事に注目しました。

一つは、ロビンの戦法。
今更ながらこのロビンの戦い方は特色ありますよね。
女性の中では(といってもあとはナミだけですが)、戦闘に長けた部類に入る彼女。
しかし、女性だからあまり筋力というものは無いのでしょうね。
そこで、彼女が取った選択がサブミッションホールド…関節技を極める事。

ハナハナの能力を有効利用して、最小の力で最大の効力を発揮する関節技でもって
様々な戦局を乗り越えてきた。

この2年の間にも、その部分に磨きをかけて来たみたいです。
”自分の体そのものを”咲かせることが出来るようになって、これによって使える技にも
バリエーションが増えたのでしょうね。
ハモンドに仕掛けた技もその一つ。
足と首、両方に同時に関節技を極められるのは凄いですよね。
死ぬほど痛いでしょうね…。


もう一つ。やはり、ホーディの正体。
私の考えとは全然違っていました(笑

ホーディは、兄ホシ曰く「実体のない空っぽの敵」。

つまりは、事を起こした動機・人間を恨む理由、そういったものが欠如している。
かつてタイガーが言っていた「心の奥に棲む”鬼”」。
怨念や復讐心。そういった負の感情そのものがホーディであるという事でしょうか。

これって恐ろしい事です。
戦闘に於いて相手を屈服させる一番の手段は「戦う理由を潰す事」ではないかと思います。
敵の目的や動機。そういったものを「達成できない」と思わせる事。
それが結構重要だと思うのです。

例えば、城を攻め落として国を乗っ取りたいと思っていた敵の場合、「城を守り抜く」という
信念を持って倒せばいい。
そうすることで、「奴が居る限り、城を乗っ取るのは不可能だ」と相手に悟らせて、
目的意識そのものを萎えさせる。

誰だって目的が達成できなかったり、動機を無くさせれば、行動意欲そのものが失せますから。

でも、ホーディにはそれが出来そうもないんですよね。
だってまず動機がありません。
人間に何かされたわけでは無く、ただただ憎むべきものと思い込んでいる。
自分自身に「人間は悪だ」と催眠をかけているようなものなのかな。

だから動機を解消させる事は出来ない。

行動目的に関しても、この「人間は悪だ」という思い込みから来ている為、
萎えさせることは不可能に近い。

恐らくこの手の輩は倒しても倒しても、自分の体がどうなろうと
それこそ命が尽きるまで向かってくる。

兄ホシが「バケモノ」と称したのは、それ故なんだと思います。
こうなるとルフィは、ホーディの息の根を止める以外に魚人島を真の意味で
救った事にはならなそうですね。


それにしても、凄い展開だなぁと。
これまでの人間と魚人の差別の歴史から考えて、いくらホーディが魚人島を
我がものにしようと悪の限りを尽くしたとしても、それを人間であるルフィが倒したら、
それはそれで悔恨を生むというか、しこりを残すことになると思うのですよ。
魚人の歴史にまた一つ人間との悪い記録が残ってしまうんじゃないかなと。

だけれど、ホーディが魚人族の事すら「滅んでも良い」くらいに考えていたとしたら、
そんなホーディを止める相手は誰であれ英雄になりますよね。
少なくとも魚人族の人間への感情に対してマイナスに働く事は無い。

「王族に手を出して暴れまくった新魚人海賊団から島を救った」だけでは
いささか弱かったルフィ達に対する魚人族の印象も、これで完全に”良く”なる気がします。
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