輪るピングドラム　第３話　「そして華麗に私を食べて…」　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

輪るピングドラム　第３話　「そして華麗に私を食べて…」　感想 2011-07-22

綻び始めるデスティニー？
輪るピングドラム　第３話感想です。

輪るピングドラム　公式サイト

うーむ、ピングドラムとはなんなのか、未だに判明しませんね。
もしかしたら苹果自身は持っていないのかな、彼女自体はきっかけに過ぎないのかもしれませんね。
そんな彼女の次に記された運命は一体どんなものになるのでしょうか。

苹果はなんというか、家族だったり愛情に飢えている感じがしますよね。
この辺もどこか冠葉たちと似たところのような気がします。
彼女にとってはカレーを自分の好きな人と食べる事には、本当に特別な思いがあるんですね。
今回のタイトルはどういうことだ？？と思ってたのですが、
カレーにりんごを入れることで、私を食べてなのか。まぁ彼女自身も食べて、ということかもしれませんが(笑)
父親の姿が見当たらなかったり、母親は仕事の忙しさで子供に構っていられない感じでしたね、
決して嫌いとかそんな雰囲気ではなかったと思いますが、それでも苹果には足りない。
母親もカレーの日はもう過去のことになっているというか、ただ食べるだけになってるみたいでしたよね。
その辺りも彼女にとっては悲しいところなのでしょうね。
一緒に食べないということは、愛されていないんじゃないかと思ってるのかもしれません。

しかしまさか空き巣までやるとは・・・(＾−＾；)
それだけの決意を持っているというのはわかりますよね、倫理はともかく。
陽毬がいなくなるということが彼らには考えられないことなのですし、
彼女が死んでしまうよりはマシ。晶馬は煮え切らない部分もあるようですが、
冠葉の意思は硬いですよね。ピッキング道具を持参しているところからもそれは察せられると思います。
ただペンギンたちの様子はおかしいというか、家捜しに協力しているようでしてないというか。
ゴキブリホイホイの粘着に苦戦していたり、梅干の食べすぎで顔を青くしていたりと、
前回見せたようなアクティブさは無いようにも感じられます。
仮にペンギンたちが彼らの本心を模したものであるのなら、
冠葉の１号は、本当は女の子の部屋なんて見たくない＝ホイホイで顔を隠す。
晶馬の２号は、陽毬のためとはいえ、これは本当にヤバい・・・＝顔が青い。
・・・って感じかもしれませんね。パンツ確保は冠葉のエロさが出てるのかもですが(笑)

それにしても苹果の行動力にはドン引きです(；−−)
火傷覚悟で熱くなっている鍋を掴むとは・・・コミカルに描かれているので
なんというか空気は軽いですが、やってることは重いですよね。
しかし先生に彼女がいたのは意外でしたねー、OPにもいた金髪の女の人ですよね。
女の人がいたことにも驚きだったのでしょうが、｢カレーの日｣を子供みたいと言われたことが、
彼女をこの行動に駆り立てた一因でもあると思います。
自分がまだ子供だと言われた気もするでしょうし、カレーを一緒に食べる事＝愛情確認みたいなものですからね。
自分の作ったカレーを食べさせる事で、何とか納得させた感じですよね。

でもあの日記には｢一緒に食べた｣って書いてあるんですよね。
ってことはやっぱり確実に起こる運命日記じゃないってことかな？？
でも目つきの悪い猫には会ってるんですよね。それでも怖がってはいないですよね、悲惨な目にあったけど。
苹果自体も盲目的に信じているというよりは、そのノートの通りに行動して、そうなるようにしなきゃ！
という焦りもあるような気がします。第一、運命を信じているのならば、
先生との妄想にふける間までもなく、堂々とドアを叩くもんじゃないでしょうか。
彼女自身もどこかで運命を信じてないんじゃないですかね。もしそうならば、
この部分も冠葉たちと近しいところなのかもしれませんね。

そして陽毬と出会ったことにはどんな意味が込められているのでしょうか。
家族写真を隠す冠葉の内心としては、ここまで入って来るなというのがあるんでしょうが、
彼らとも関わりがどんどん深くなっていくんですかね。
そしてまだ登場していないキャラクターも、どこで出てくるのか気になります。
彼らもまた、先生やゆりたちと面識があったりするキャラなんでしょうか。
このキャラクターたちの輪も、１つのキーになるのかもしれませんね。
次辺りで苹果回も終わりかな？どういう決着に落ち着くのか期待です！

ではでは。