神のみぞ知るセカイII 　第11話　FLAG 11.0　｢いつも心に太陽を｣　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

神のみぞ知るセカイII 　第11話　FLAG 11.0　｢いつも心に太陽を｣　感想 2011-06-21

現実をよりよくする理想。
神のみぞ知るセカイII　第11話感想です。
→｢神のみぞ知るセカイII｣公式サイト

長瀬先生のストーリーもこれで終わりですね。
しかしあの駆け魂は拘留できたんでしょうか、ちょっと気になる(笑)
相変わらず演出が光っていたと思います。この後はどんな話になるのかな？

ルートが見えてきた桂馬が早速行動を開始しましたね。
まずはプロレスで密着。教師と生徒の境目を緩くしたかったのでしょうね。
純にとってはまさにバックドロップ級の衝撃だったに違いありません。
そしてみんなで協力することは素晴らしいことだと理解を示しながらも、
純が触れてほしくない過去をさらけ出し、いつものように怒らせてましたよね。
これは毎度の怒りの感情が恋慕に変わるのを狙っているのでしょうし、
また彼女の心の隙間の原因はそこにあるのですから、意識させないといけないんですよね。
いくらある程度の計算があるとはいえ、人を怒らすということはなかなか怖いと思うんですが、
それをさらりとやてしまう桂馬は毎回すごいなぁと思います。
間違ったことをしているつもりがない、自信の現れでもありますよね。

そしてバスケ部の部室に逃げてきてしまった純に追い討ちをかけるように、
まさかのロッカーから登場(笑)　ファラオの呪いのような演出でしたよね。
でも純にとっては思い出したくもない記憶ですし、
一生懸命にロッカーを閉じようとする様は、自分に過去を見せるなとでも言わんばかりでしたよね。
休部に追い込んでしまった現実は、確かに純にとっては呪いのようなものでしょう。
そしてバスケットボールに躓き、それを抱えて逃げるのもいい演出でした。
ボールは彼女の触れられたくない記憶そのものなんですよね。
でもそれがあるから、今こうして現実に躓いているわけで。
しかしみだりに人に触れてほしくない。だから大事に抱えて持って逃げるんですよね。

皆が協力することは素晴らしいもの。確かにその通りです。
だからといって、それを実現しようと思ったとき、人はまず可能かどうかを考えてしまいます。
桂馬の言うリアルの壁ですよね。それでもやらなきゃいけない。
夢も理想のひとつだと思いますが、こうなったらいいなと思うだけでは何も変わりません。
どのみち実現のためには行動しなきゃいけない。そしてそのためには理想を追い求めなければならない。
その理想を掲げて、応援し、後押しするのが｢教師｣なんだ、と桂馬は言ってるんですよね。
みんなのためを思って行動する事自体は悪いことではないですし、
後はどこまで貫くか、なのでしょう。今回も桂馬はもっと押し付けろとは言いましたが、
理想を追い求める方法や、教師としてのあり方に正解はない気もします。
今回はあくまでも純のもっと近しいであろう答えを桂馬は提示したんじゃないかな。
桂馬も２次元という理想を思い求めていますからね、彼の考えを示したという方が近いでしょうか。
最後の生徒が道を作って、彼女がシュートを決める様はまさしくゴールへのルートでしたね。

でもやっぱり今回は桂馬も攻略されていましたよね(笑)
彼女の積極的な部分に押されていたところもありましたし、
多少ずれているところ、会場で紙コップを桂馬と自分のを素で間違えたりと、
桂馬も今回はドキドキものだったでしょう。それでも桂馬もどんどんリアルに触れていってるんですよね。
そしてラストも純からのキスという展開。
なんか桂馬も少し驚いているような表情の気がするのですが、
これは想定外だったのかな？自分からキスに入るつもりだったのかもしれませんね。
純が駆け魂に囚われた気のある場所で開放するというのもおつなものでしたね。

さて、次回はサマーウォーズということで水着回とかかな？
セリフにアクマ、とありましたしハクアも来たりしないかな〜。
今後は主にハクアや得るsィ関連で話が進んでいくんでしょうね。
前期のラストもある意味衝撃的でしたが、今回のエンディングはどんなものになるのか、
不安もありますが、やっぱり楽しみですよね。
もう少しで可愛いキャラクターたちも見納めかと思うと、少し寂しいものがあります。
なんにしても、残りの話も楽しく見れたらいいな。

ではでは。