DOG DAYS　ドッグデイズ　第12話　｢4つの条件｣　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

DOG DAYS　ドッグデイズ　第12話　｢4つの条件｣　感想 2011-06-19

勇者シンク、ここに在り。
DOG　DAYS　第12話感想です。
→｢DOG　DAYS｣公式サイト

今回はちょっと辛い回でしたねー。
シンクの気持ち、リコの気持ち、そしてミルヒや他のみんなの気持ち。
つまるところは1つ、みんな同じ思いですよね。
ラストでシンクはどうするのか、どうなるのか。非常に楽しみです。

４つの条件という事で、○○が必要〜とか、そういうのを想像していたのですが、
シンク個人に課せられる条件だったんですね。

１、送還の儀は本人が行う事
２、召喚から送還までの期間が１６日以内であること。
３、フロニャルドで勇者が得たものは持って還ることはできない。
４、一度召喚された勇者は２度とフロニャルドには来れない。

これだけでも辛い条件ですが、得たものに記憶までもが含まれるというね。
一度送還されてしまったら、シンクはフロニャルドという世界には関わりない人間になる。
仮にですが、送還されたことでまだミルヒたちからのシンクの記憶が消えるのであれば、
それもそれで酷ですけど、まだある意味優しいと思うんですよね。
でもフロニャルドの人たちは彼のことをずっと覚えているわけで。
でもシンクはそれがない。僕はこっちの方が辛いよなぁと思います。

でもなんか抜け穴もどっかにあるんだろう？と期待しちゃいますよね(笑)
例えば｢勇者｣の定義次第では、シンクがその条件から外れてしまえば、
記憶もそのまま、もう一度フロニャルドに来れるかもしれませんよね。
案外、誰かに負けるとか。ガウル辺りにふっ飛ばしてもらうのはどうだろう。
ミルヒの裸を見た罪で、とか(笑)

それでもいつもの表情を崩さないシンクは、本当に｢勇者｣だなぁと思いました。
もちろん彼は最後まで諦めないつもりだからこそ、
リコに誰にも言わないで、とお願いしたはず。
しかしそれでも今まで彼が戦ってきたものは、まだ目に見えるものでした。
今回はそういうものじゃないんですよね。自分に何ができるのかも定かじゃない。
リコに条件を告げられてから、エクレールとのやり取りやダルキアン卿、ユキカゼとの会話、
ガウルたちとの触れ合いなど、彼を迷わせる楽しいことが多くおきました。
そして最後にはミルヒとの約束。忘れないという言葉。
約束でもあり、シンクの願いでもありますよね。
空には天の川に似た星空が広がっていました。なんとなく彦星と織姫を連想します。
これは今後の暗示なのか、それとも・・・？
でもシンクにはそんなのふっ飛ばしてほしいですよね。

今回は本当にシンクがこのフロニャルドで得てきたものを
いろんな人との触れあいで見せてくれた回でした。
地球ではただの学生でしたが、とシンクは言ってましたけど、
フロニャルドに来て彼が経験したものは、決して戦だけではなく、
こうした仲間だったり、それによって得られる心の成長ですよね。
今回もバトルはなかったですし、彼が大事なものはこういった日常だということかと思います。
そういったものまでもが消えてなくなるのは本当に辛いことですね。
今回は花輪だったり、シンクの時計だったりと思い出が詰まった｢物｣も出たりで、
いかに記憶や思い出が素敵で、大事なものなのかも見せていたと思います。

さて次回でラストかー。でもなんか２期ありそうな・・・(笑)
DOGDAYSには真夏の意もありますけど、学生にとっては夏休みですよね。
そんな夏の思い出、というのもタイトルには含まれているのかもしれませんね。
なんにしてもこのままシンクは送還されてしまうのか、
それともなにか大逆転の目があるのか楽しみです！
そしてレベッカの出番はあるのか！？←　正直不憫でならないあの子(＾−＾；)
次回の放送を心待ちにしています。

ではでは。