神のみぞ知るセカイII 　第10話　FLAG 10.0　｢スクール★ウォーズ｣　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

神のみぞ知るセカイII 　第10話　FLAG 10.0　｢スクール★ウォーズ｣　感想 2011-06-14

強すぎる日差しは青葉を枯らすように。
神のみぞ知るセカイII 　第10話感想です。
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今回はなんとも言いようがない話だったというか、
学生時代にあまり良い思い出のない自分にとっては、ムカムカしちゃいましたね(＾−＾；)
そんな個人的感情はともかく、お互いに迷走といった感じでした。
そんな桂馬も次回は攻略にやっと本腰が入る模様。彼女の心の隙間、わかったのかな？

序盤は本当に桂馬が攻略されてるよ状態でしたねー。
なんとか教師ルートから抜け出したい桂馬も、彼女に先手を取られたり
相手の反応を読み違えたりと悪戦苦闘。こんな桂馬も珍しかったのではないでしょうか。
ま、今までにないタイプと言うのもあるのかもしれませんが、
やはり自分のペースに持ち込めないのが最大の壁なんですよね。
いつもは自分のキャラが役に立つことが多かったですが、彼女にそれが通じない。
今までのキャラとは違う反応を示すので、自分の培ってきたデータが役に立たない。
桂馬ってヒロインたちの反応を見て、ゲームなどからの状況に当てはめて、
きっとこうに違いない！とルート構築をしてきたと思うのですが、
今回はそれができないんですよね。翻弄される様は新鮮で面白かったですけど(笑)

対して純はPFPまで用意して桂馬に近づいてきましたねー。
僕はてっきり桂馬のことを理解しようと、ゲームから会話のやり取りでもするのかと
思っていたのですが、全然そんなことはなく(；−−)
彼女はきっとこうだ！と自分が最善だと思ったことをしようとしていましたね。
相手のことを理解しようとするのではなく、極論ですけど自分のしたいことをしていた。
結果、桂馬には何もわかってないと突き放され、
生徒からも引かれてしまうことになっていますよね。
桂馬も純もちゃんとお互いのことを理解しようとしなかったことに、
今回の両方のちぐはぐな行動となったかと思います。
桂馬は突き放そうとして、会話ができずで攻略のきっかけが探れずじまい、
純は会話はするけど自分のことばかりで、桂馬とちゃんと｢会話｣している感じじゃない。
これでは理解どころではないですよね。

まぁ純の言っていることは決して間違いじゃないのが辛いところですね。
ゴミをポイ捨てするのも、バカにされて黙っているのも、
良いか悪いかで言えば、悪いことなんでしょう。
それでも良くも悪くも人と必要以上に関わりたくない、というのも
今のご時世にはあることかと思います。良い意味では協調を重んじている。
悪い意味では目立たないように静かにする。なかなかどちらが正しいのか、と答えにくいんですよね。
でも純の場合は彼女の基準を人にもそうさせようとするきらいがあります。
自己中心、とはまた少し違うかもですが、そう見えてしまうことにもなるのでしょうね。

過去にもどうやらバスケ部の主将になったことで、
自分がこうするべき、とチームに押し付けた結果、休部状態にしてしまった様子。
彼女自体は決してそれを悪い事だとは思わず、むしろその人のためと行動するのがネックなんですよね。
でも結果的にそれは自己満足の範疇にある気がするのも事実。
主将として、教師として自分がするべきことはなんだったのかと問う形になりそうです。

さて、今回は見せ場のなかった桂馬ですが、
次回は見事に攻略ルート構築できますかね。それでなくても
純の学校の評判が心配なんですけど、悪影響になったりしないでしょうか。
こうして思えば、彼女の心の隙間はたしかに理想と現実のギャップによるものだとは思いますが、
それを確定的に作ってしまったのはこの学校なんですよね。
心の隙間を埋めるイベント場所としては申し分ない気がします。
落とし神の本領を次回は期待しています！ｗ

ではでは。