花咲くいろは　第11話　「夜に吼える」　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

花咲くいろは　第11話　「夜に吼える」　感想 2011-06-13

刺激的な再会。花咲くいろは　第11話感想です。

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こういう展開は久々で、意外にきつかったです。
アニメも中盤といったところで大きな山に差し掛かった感じでしょうか。
思わぬ人たちとの不意の再会に、緒花の心は振り子のように揺れ動いたわけですが、
ここが正念場ですよね。乗り越えたとき、また１つ彼女は大きくなるでしょう。

しっかしまぁ、相変わらずというか(＾−＾；)
緒花の行動力には頭が下がります。自分には決してできないことですしね。
ま、だからこそ場が動くわけなのですが。
まさか雑誌を発刊したところまで直接乗り込みに行くとは思いませんでした。
でもそれだけ彼女は今の仕事が大好きになっているのだし、
喜翠荘を本当に良い所だと自信をもって言えるまでに愛着を感じているわけですよね。
それは前回の緒花の不安からも察せられる部分ではないでしょうか。
この思いには女将さんも感じ入っている部分がありましたよね。

でもその記事を書いた張本人が母親というのは・・・
いつぞやPCで何か打ち込んでいたお客さんは全く関係なかったんでしょうかね？
それともその記事を再構成したのが皐月さんなんでしょうか。
とにかくこれには緒花も我慢ができなかったようで。
人を傷つける仕事のために、今まで自分は我慢をしてきたのかと
今まで皐月さんに言いたくても堪えていた思いをぶちまけてしまいましたね。
自分が仕事というものを始めて、｢仕事｣ってすごいことなんだなと
感じ始めて、また同じ従業員の働く姿を見てそう思い始めていた矢先でしたでしょうから、
尚更皐月さんのやっていることが許せない部分があるんでしょうね。

ま、でも皐月さんも緒花のきっつい言葉や、後の座り込みも受け入れてますよね。
自分でもくだらない仕事、とは言っていましたが、それでもやるからには
手を抜いてやっているわけではないはず。つまり恥じる部分は無いのでしょう。
そして受け入れながらも緒花の身もちゃんと案じていますよね。
食料に雨対策でレインコートまで入っていました。
やっぱりお互いに似たもの同士なんですよね。
譲れないところはホントに譲らない。皐月さんの言動が少し軽いので
説得力に欠ける部分もある気はしますが、芯の部分は本当にしっかりしていると思います。

後半の孝一との再会もショッキングなものになってしまいましたね。
ただでさえ１人で不安な時、彼に少し救いを求めていた状態でしたから、
そんな時に女の子と一緒にいる。しかも彼と距離が近い感じの女の子を見てしまうというきつさ。
母親に裏切られて、ここでも孝一に裏切られたような気分になってしまったのでしょうね。
しかしこれは仕方ない部分もありますよね。緒花も自分で気付きましたけど、
返事をうやむやにしたツケでもあるでしょう。孝一が波子の告白を
うやむやにしてしまったのも、緒花からの返事がなかったからというのもあるでしょうしね。
なんというか、お互いにまだ自分は孝一のことが好きなのか？
自分は緒花に好かれているんだろうか？と相手の、自分の気持ちに自信がない。
だからきっぱりと言えないんですよね。それが今回のことを招いてしまったわけですが･･･

ラストに民子と徹が来たのは驚きましたね。女将さんに連れ戻すようにでも言われたのかな？
皐月さんが女将さんに連絡したとかもありうるかな。
孝一に助けを求めたのに、やってきたのはこの二人というのは
またなにか波乱の予感しかしないわけですが。恋愛的な意味で(＾−＾；)
それでなくても、こうした人間関係のほかに状況はなんだか大きくなっている感じ。
近々できるホテルの影響がもしかしたら雑誌の評価に繋がっている可能性も出てきましたよね。
例えこの波を越えたとしても、喜翠荘の苦難は変わらないわけで。
本当に今後どうなっていくんでしょうか。今回は｢ぼんぼる｣ことができなかった緒花ですが、
次回以降もハラハラしながら見ていきたいと思います。コーラに負けるな！

ではでは。