GOSICK　ゴシック　第20話　「ファントムの幽霊(ファントム)に導かれる」　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

GOSICK　ゴシック　第20話　「ファントムの幽霊(ファントム)に導かれる」　感想 2011-06-04

不安もある、恐怖もある。それでも関わる、彼女のために。
GOSICK　ゴシック　第20話感想です。
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また盛り上がってきましたねー。
特に今回は一弥が頑張っていたかと思います。
少女を探し、助け、救い･･･彼の行動にどれだけヴィクトリカが感謝しているか。
この二人の絆が鎖を打ち破る時も近いのかもしれませんね。

特に今回は一弥が同じセリフを何度も反芻していたのが多かったですよね。
ヴィクトリカーッ！と何度も叫んで探したり、
目覚めたヴィクトリカによかった、と何度もつぶやいたりと、
他にも所々であったかと思います。今までの話にも似たようなセリフを
話の最中で何度か、というのはあったかと思いますが、
連呼はあまりなかったのではないでしょうか？

やっぱり彼は自分はヴィクトリカを探し出してみせる！と豪語はしましたが、
それでも不安は尽きないし、神託のこともあります。
これでもう二度と会うことはないんじゃないだろうかという
恐怖も付きまとっているんですよね。神託があって、ブロワ公爵という
その神託を実現してしまいそうな人間まで出てきて、彼の不安は今ピークにあるのかもしれません。
だからこそ、何度も叫んで自分の中で存在を消さないようにしたり、
よかったと何度も反芻することで、自分を安心させる。
彼は非常に無理をしているのだと思います。
ただの留学生の少年が(日本でそれなりに由緒ある家とはいえ)、
異国の地で公爵の位にある人間に刃向かおうというのですからね。
それでも彼を突き動かすのは、ヴィクトリカという金色の妖精なんですよね。

そういう意味ではヴィクトリカも無理はしているんですよね。
本当は一弥が来た時、側に駆け寄りたかったでしょうし、
うれしくて仕方なかったに違いない。それでも彼を巻き込ませないようにと
自分を律する事にした。ヴィクトリカは強さと弱さが同居している女の子なんですよね。
今回は彼女の見所は少なかったように思いますが、
何がオカルトだ、これは科学ではないか。というセリフはなるほどなぁと思いましたね。
今までもオカルトめいた事件が何度もありましたが、
結局は論破してきているんですよね。この世にオカルトなぞないとでいわんばかりに。
オカルト＝ワケのわからないもの、という図式も
彼女にとっては気持ち悪い物でしかないとは思いますし、
例えば今回のロスコーが二人！？というのも、今回の事件のカオスの欠片になり得たり、
ちゃんとタネはあるのでしょう。オカルトを論破するということは、
そのまま父親を打破するのを同じ意味を持ってくるかもしれませんしね。

次回はこのココローズ事件も解決でしょうか。
一弥が集めた欠片もありますし、あっという間に解決してしまいますかね。
その事件のばにいたロジェの姿も気になりますし、
その犯人次第では、オカルト省に力がついてしまいます。
犯人を明かすタイミングと、ヴィクトリカの持っているメモの中見次第では
この状況をひっくり返せたりできるのでしょうか。
謎を解け、その力を示せ。生きるために。
彼らの力がどう舞台を盛り上げてくれるのか、非常に楽しみです。

ではでは。