戦国乙女〜桃色パラドックス〜　第９話　「西国乙女」　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

戦国乙女〜桃色パラドックス〜　第９話　「西国乙女」　感想 2011-05-31

疑心は闇の中で鬼を育む･･･
戦国乙女〜桃色パラドックス〜　第９話感想です。
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今回はシリアスさがいっぱいでしたねー！
終盤に向けて動き出し感じがありますが、最後までこの雰囲気でいくのかな？
それはちょっと残念な気もしますが、ある意味この空気の変換をしても
特に違和感を感じさせないのはすごいかなーと思います。

前回の疑念を振り切れないまま、今回はミツヒデ回となりましたね。
どんどんノブナガへの不信感と、ヒデヨシへの嫉妬心が高まっていましたね。
メガネというのはこういうとき便利ですよね。
その人の表情から気持ちを読み取るときってやっぱり目を見るんですよね。
でもミツヒデの場合、肝心なところは遮光で目が見えません。
何を考えているのかヒデヨシたちにはよくわからないんですよね。
何か様子がおかしい、でもそれがなぜかわからないままというのを
持続させる面においても、ミツヒデのメガネは役に立っている気がしますね。

それにしても恐ろしいのは、ここしばらくの話が
すべてミツヒデに嫉妬させる感じになっていることですね。
今回はモトナリがそれに気付いて利用しましたが、
今までは恐らくそれを知った上での、イエヤスやマサムネさんの暗躍じゃなかったはず。
よくよく考えたら、ミツヒデがここまで活躍というか
前面に出されたのって今回が初ですよね。
それでもノブナガには届かないという、なんかストーリー自体が
ミツヒデを貶めているようなそんな気がしてきました。
まぁ何が言いたいかというと、ストーリーの流れが非常に上手なんじゃないかと。
きれいにミツヒデを嫉妬させた感じになっていますよね。
無理矢理な理由をつけて、彼女に嫉妬させてない感じは好印象です。

ノブナガさんもミツヒデが自分を責めているところまでは
気付いているし、それだけじゃないのかもしれないと思ってはいるのでしょうね。
ノブナガもミツヒデもそうなんですが、肝心なことは口で言わないんですよね。
だからこそ悪循環になっている面もあると思います。
まぁノブナガさんはそういうことは言わなくてもわかるだろう的な
ところはあると思うんですよね、その人を信じているから。
でもその当人は信じられなくなってきているわけで。
だからこそ、それを修復させてくれる言葉がいま一番欲しいと思うんですよね。
ミツヒデの心の中の鬼をノブナガさんは打ち倒せるでしょうか。

しかし面白い展開になってきました。
最初はラスボス腹黒イエヤスさんかと思っていましたが、
今回のことでマサムネ、ミツヒデも候補に入ってきましたね。
まだマサムネさんが何を企んでいるのかがわからないんですよね。
この時代の人間ではない彼女が、何故甲冑を欲しがるのか？
甲冑の力がわかれば、その辺りも見当が付くのかもしれませんが。
今後の話も非常に楽しみです！

ではでは。