花咲くいろは　第9話　「喜翆荘の一番長い日」　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

花咲くいろは　第9話　「喜翆荘の一番長い日」　感想 2011-05-30

自分が１番だと思ったことなら。
花咲くいろは　第９話感想です。
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前回の素敵な回の続きという事で、期待して待ってました！
実に丁寧な幕引きになったかなと思います。孝ちゃんがちょっと不憫でしたが(＾−＾；)
キレイに終わりつつ、今後の不安も残した今回。どういう展開になっていきますかねー。

結婚式会場までたどり着いたものの、肝心の徹が見つからないというね。
徹を見つけて喜翠荘に連れて行くのが一番いいだろうと思って
ここまで来た緒花にとっては、どんどん不安になっていましたよね。
鼻緒が切れたりするのは、まさにその象徴かと思います。
多分、これが自分にしか迷惑がかからないのなら、きっと彼女は
ここまで焦らないのでしょうね。ある意味仕方ない、とどっしり構えるのでしょうが、
今回はいろんな人に迷惑をかけてここまで来ていますし、それが徒労に終わってしまうというのは
さらに申し訳ないことになります。人のことを考えているというのは、
今までの緒花にすればあまりなかったことですよね。
他人に期待することが少なかった緒花が、徹に期待して自発的に行動している姿は
彼女の成長が見られている感じで、なんとも素敵でした。

その一方で徒労に終わってしまった･･･と凹んでいる孝一。
タイミングよく電話をかけたりと、緒花にとっては本当に
感謝しきれない励ましを送ってくれて、緒花の中では株が急上昇なのでしょうが、
孝一にとってはただ会いたいだけだったでしょうしね。
目的を果たせずに残念でしたね。目的を果たした緒花とは対照的だったかな。
てっきり予約をしたのかと思えば、していなかったのには驚きました！
なんというか突発的な行動は高校生らしいなぁと思いつつ、苦笑。
まぁある意味、電車の中からバイクに乗っている徹と
緒花を見なくてよかったんじゃないかと(＾−＾；)
それを見たら、最悪の日帰り旅になっちゃったでしょうしね。
バイト先？の女の子が変な存在感を出しておりましたが、恋敵になるかな？

自分が一番だと思ったことなら、頑張れる。信じれる。
例えそれが結果的に間違いだったとしても、反省こそすれ、
後悔はないのではないでしょうか。
慎重な行動ももちろん大事です。しかし時には思ったままに行動するのも悪くはないですよね。
孝一は「お前が一番だと思ったことなら、きっとそうなる」と
ある意味、希望的観測で励ましたのに対して、
徹は「お前が一番だと思ったのなら、そうなるように頑張ってやる」と、
思いに応えるような感じで返していたのが印象的です。
立場の違いもありますけど、やっぱり年齢の差、経験の差かなぁ。
個人的には徹の言葉の方がうれしいですね。

そして厨房での徹の存在というのは、相当すごいものなんじゃないかと。
蓮さんがすぐに自分を取り戻しましたね。民子ではそこまではいきませんでした。
そして自分には出来ないだろうと下ごしらえまでしかしていなかった民子に
天ぷらを作らせたりと、本当に歯車がいきなりしっかり回りだしたような。
なんというか、その人の存在感の大きさっていうのは、
料理の腕だったり、接客の上手さだけじゃないんですよね。
その人がいるだけで安心できたり、落ちつけたり･･･
「人間」としての大きさからも、いてほしい、いないと困る。
時には子供っぽい徹ですが、今回はすごくかっこよかったと思います。

さて次回は今回の頑張りが祟ったんでしょうか？
緒花がこちらに来て初めて？の病気のようですね。
微熱、というタイトルでしたが、明らかに熱ありすぎのような･･･？
体温としての微熱ではなく、何かよからぬ事が起こりそうなそんな微熱なのかもしれません。
自分がいなくても喜翠荘は大丈夫だよね、って台詞が怖いですねー
今度はどんな事になってしまうのかな？楽しみです！

ではでは。