GOSICK　ゴシック　第18話　「漆黒の列車はいくつかの嘘を運ぶ」　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

GOSICK　ゴシック　第18話　「漆黒の列車はいくつかの嘘を運ぶ」　感想 2011-05-21

三つ巴のマスカレイド。

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GOSICK　第18話感想です。

今回は展開が早かったですねー。もう1回見ないと
もっと理解ができないかもしれませんが、あえてこのまま感想を書いていきますよ。
でも本当に一弥とヴィクトリカはいいコンビになったなぁと思いますね。

前回も感じたのですが、「謎」というかトリックですね。
そういったものが薄くなってきたような気がします。
今までもトリックを解くということ自体がメインではないとは思いますが、
ますますヴィクトリカと一弥のドラマ、そちらに主軸を置いてきたような気がしますね。

あとはやはり事件の現場にヴィクトリカがいる。
だから事件も解き易い傾向がありますよね。それも薄くなったと感じる一因だと思います。
それを未然に防げないというのが、ちょっと残念なような気もしますけど(＾−＾；)
前回も今回も、すぐに気が付いて止めようとするけれど間に合わずという展開。
ますます一場面での出来事、という感じに事件が展開されてきたかなぁと思います。

前回でもちらりと出てきた「孤児」さん。
そして「案山子」に「騎士」に「木こり」という、皆素性をさらさないという
まさにマスカレイド。仮面舞踏会の様相を呈していたわけですが、
その実は科学アカデミーと、オカルト省の人間が揃っていたというね。
きっと他にもどちらかの所属の人間がいたでしょうね。
でなければ、列車の電灯は消せませんしね。あのファンタマゴスリアにはどれだけの
スパイがいたんでしょうか。こうして考えると一弥はとんでもないとこに来たんですね(＾−＾；)

でもやっぱり今回は展開が早かった(；−−)
パッパッと展開が動くので、これという見所も薄かったように思いますね。
ラストのヴィクトリカと一弥が一緒に銃を撃つところを見せたかったんだろうなぁ。
二人で一人、一緒にこの嵐を乗り越えて学園に帰ろう！と
気持ちの入った１発だったと思います。謎を解いて力を示せとの言葉もありますが、
結果的にこれはヴィクトリカ１人で示したわけじゃないですよね。
一心同体だからな。今回はまさにこれに尽きるかと思います。
心は離れまい、という事なのですね。

そしてついに開かれた形見箱の中身。
これは科学アカデミーのロジェの物だったのですね。
そしてなんと彼も灰色狼の血を引く者だったという。ずいぶん前より
灰色狼とオカルト省の対立は始まっていたことになるのですね。
そして箱の中身は、へその緒に自分の似顔絵、恋人が使っていた香水、
そして振り向くなという挫折を込めたメモ。
誕生、成長、恋、挫折。まさに人生の形を入れた形見箱でしたね。
そしてもう１つ、ヴィクトリカは何かを持っていましたが、
それがコルデリアの示した謎なんでしょうか。
一体それがなんなのか？次回で明かされますかねー。
どんな秘密なのか期待しちゃいますね。

最後に形見箱を譲るところなんかは、本当に彼女が成長した証のような気がしました。
以前の彼女だったらそんな気遣いをしたかなと思うと、
グレヴィールに人の心を知らぬ化物などと呼ばれていましたけれど、
人の心に触れて、成長しているんだよなと思います。一弥の存在が大きいですよね。
この頼りなくも優しい黒き死神が、ヴィクトリカにとって、
そしてブロワ公爵にとってどんな死神となっていくのか、その辺りも楽しみにしています。

ではでは。