Steins;Gate　シュタインズゲート　第6話　「蝶翼のダイバージェンス」　感想: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

Steins;Gate　シュタインズゲート　第6話　「蝶翼のダイバージェンス」　感想 2011-05-12

歓喜の後ろから忍び寄る不安―

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→http://steinsgate.tv/index.html

Steins;Gate　第6話感想です。

とうとう過去に送れるメール、通称「Ｄメール」のやり方がわかりましたね。
しばらくはこのメールが物語を動かしていくことになります。
そして岡部の感じる不安、きな臭い萌都など、いいことばかりではないようで・・・？
次回にはまたひとつ謎が解決するかもですね。期待していて下さい。

序盤の展開はオリジナルですよね？少なくともゲームにはなかった展開だったかと。
アニメでこういうシーンを見れるのはうれしい限りですね。
萌都は今までもそうだったのですが、極端なケータイ依存症ですよね。
目の前にいるのに気楽だから、とケータイのメールで会話をしようとします。
その分、閃光の指圧師の名が示すように文字を打つ速度が早いのですが(笑)
彼女はある意味、鈴羽以上に不気味な存在ですよね。
放つオーラも何か暗い感じですし、感情の起伏が少ない分、
何を考えているのかわからない怖さもあります。
わかっているのはＩＢＭ５１００を執拗に欲しがっている事だけ。
彼女の目的はなんなのでしょうか。本当にレトロＰＣマニアなのでしょうか？
その割には情報収集をしている感じでもないですし、やっぱり謎ですよね。

そしてＤメールですね。デロリアンってわかる人はわかるかと思いますが、
映画「バックトゥザフューチャー」に出てくるタイムマシンの自動車の名前です。
ここでは岡部が珍しく(笑)メールが送れる時間が決まっているという推察を披露。
また一歩、電話レンジ(仮)の解明に近づきましたね。
しかし改めてゲルバナを見ると、SERNのやっているタイムマシン実験と
同じ効果が起こっているような気がしますよね。つまり原理は一緒じゃないかと。
まゆりもデータが入る穴がとても小さいんだね、と言っていました。
前回、紅莉栖が説明した何故ゼリー状になるのか？という説明も似たようなものでしたよね。
しかし原理が一緒だとレンジの中でブラックホールが発生していることになるのですが･･･
ちなみに円卓会議で出たオペーレション・ウルド。ウルドは北欧神話に出てくる
３女神の１人で過去を司るといわれています。一応考えて名前つけてるんだよ、岡部さん(笑)

そして送れるデータ量は、メールの文字数が半角１２文字or全角６文字×３
この決まりがあるおかげで、ダルに送られたＤメールは分割で送られてきていたという。
そして設定するタイマーの時間も、１秒が現実の１時間に相当することもわかりました。
この辺りの解明は紅莉栖の力でしたね。なんというか閃きは岡部担当、
理論構築は紅莉栖担当と役割が既にできているかのようです。やっぱ相性いいんだよねこの二人。
その結果、ミスターブラウンが怒り心頭になったわけですが(＾−＾；)
どっかんどっかんいってましたよねー。どれだけ送ってたんだという話ですよ。
まぁそれだけ紅莉栖もこの電話レンジ(仮)のことを知りたい！と没頭している証拠ですね。
この説明は今後の話を理解する上でも大事なところだと思います。

途中、岡部が夢の中で暗闇に吸い込まれそうになる描写がありましたが、
あれはゲーム中でもわかりにくい演出のひとつだったと思うので、
こうやって映像で見れるのは何かうれしいものがありましたねー。
つまりは、あれはブラックホールに吸い込まれるとどうなるか？ということなのです。
紅莉栖が「時間と空間の役割が入れ替わっている」という発言から、
ブラックホール理論を思い出してほしいところですね。
ようは岡部は夢でゼリーマンとなった人間がどういう体験をしたのかを
味わったようなものなのですよね。

ブラックホール理論の説明はこちらを見てください。
→ニコニコ大百科「タイムトラベル11の理論とは」

ブラックホール、ＳＥＲＮ、実験、ゼリーマンを思い出しているんですね。
岡部の言ったイベントホライゾンとは事象の地平線、
簡単に言うと光のスピードでも到達できない領域や距離のことだそうです。
Ｄメールが使えるようになってうれしい反面、SERNの闇を知ったことによる不安、
ほぼ無関係のまゆりまで巻き込んでしまったという後悔。
不安ではあるけれど、何とかなるだろう。
そんな楽観的思考はなんとも１８，９の青年らしさがありますよね。

ラストではある意味一番知られるとやばそうな雰囲気の萌都に
Ｄメール、タイムマシンの言葉を聞かれてしまいましたね(＾−＾；)
そして岡部にまさかＦＢ？と謎の質問をしていましたよね。
メールで何度も送受信のやり取りをしている相手らしきＦＢ。
タイムマシンなどの単語から何故その名前が連想されたのか、ということも
「ＦＢ」なる人物の正体を紐解く鍵になりそうですが、まだあまり関わってこないかと(笑)
ま、重要人物には違いない。頭の片隅にでも置いておいて下さいねｗ
秘密を誰にもバラさせないために、萌都をラボメンに加えてしまった岡部ですが、
これが果たして吉と出るか凶と出るか。ＩＢＮとか大丈夫なんですかねー。

ではでは。