魔法少女まどか☆マギカ　第１１話　第１２話　(終): アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

魔法少女まどか☆マギカ　第１１話　第１２話　(終) 2011-04-22

魔法少女まどか☆マギカ　第１１話　第１２話　(終)　感想

第１１話、第１２話のあらすじ

ついにワルプルギスの夜がやってくる・・・
まどかを救うために何度も時間を越えたほむら。最後まで１人で立ち向かうことを決意していた。
そして多くの魔法少女となった友人の死を見てきたまどかは、
キュゥべえに過去の魔法少女たちの変遷を見て、とある決断を胸にほむらの元へと向かう。
果たしてまどかの見つけた答えとは・・・・！

これはもう１回最初から見なければなるまいて。

魔法少女まどか☆マギカ　第１１話　第１２話　(終)　感想

いろいろあって延期となっていたこのアニメもついに終わりを迎えてしまいましたね・・・
２話連続ということで、逆によろしくないんじゃないかとも思っていたのですが、
むしろ映画を見ているかのような気分になって、本当に盛り上がって見ることができたと思います。
当初は魔法少女モノということから、いろいろ言われてきましたけれども、
ラストのありようは本当に「魔法少女」だったように思いました。
絶望だけでは終わってくれなかったことに、本当に感謝したいところです。

正直なところ、全然理解できていません！
なので、今回は思ったことそのままに書きたいと思います。
これはある意味２話連続で放送したことの弊害かもですね、
噛み砕く前に新しい食材がきちゃったみたいな(＾−＾；)
理解力に乏しいこの頭が恨めしいです。

ラストの展開はハッピーエンドとはいえないかもしれない、との
脚本の方のコメントにちょっと心配しちゃってたのですが、いやいや充分だと思います。
まぁ結局のところ、まどかが犠牲になりましたけれども、
彼女は全く後悔していない。そしてほむらは彼女のことを忘れてないですし、
家族もほのかに彼女の存在を感じている。完全に消えたわけじゃないんですよね。
それだけでも十分に救われていると思いますし、良いエンディングだったのではないでしょうか。

しかし魔女はいなくなっても、インキュベーターの存在や
人の憎しみから生まれる何かは変わらないのですね。
確かにまどかは魔女という因果をどうにかしたのであって、世界はそれに変わる因果を用意したんですね。
それがないと歴史もおかしくなるのでしょう。過去、魔法少女の願いで世界が変わることもあったようですしね。
でもなんだか巨神兵みたいでしたね、ちょっと笑ってしまったｗ
そしてなんだかキュゥべえたちとの関係が少し良いものになっているんですかね？
魔法少女になる代わりの対価のシステムがなくなったのかな？
呪いっぽいもの自体は集めているようですし。こっちの話も見たいですよね(笑)
そうなったら今度はほむら☆マギカになるんでしょうか？

でも、このアニメもある意味ほむら☆マギカですからね、もう１人の主人公として、
ホントにがんばってたと思います。感動させていただきました。
彼女が確かにそこにいたこの世界を守りたい。
まどかの気持ちはほむらにしっかりと受け継がれている気がする終わりでした。
そして彼女の武器が、まどかと同じ弓になっているのは熱かったですねー！
リボンもそうですが、彼女を忘れないための武器なのかもしれないですね。

語ると長くなりそうなので、総評に入ります。

いろいろと震災などの影響を受けてしまいましたが、冬季アニメの覇者はこれで決まりでしょう。
まずは第３話で見事に視聴者にインパクトを与えて、僕らを驚かせてくれました。
救われるようで救われない彼女たちの心の葛藤や、彼女たち同士のぶつかり合い。
キャラクターにつっこんだ話を展開したのも、このアニメもいいところなんだと思います。
そしてそうやって感情移入したキャラたちが次々に舞台から去っていく・・・
それがまた僕たちをひきつけてきた要因なのでしょうね。
希望を見出したのに、結局散ってしまう。魔法少女の気持ちそのものなんですよね、それは。

そして何よりもキュゥべえの存在は本当に大きいでしょう。
彼のどこまでも効率を求める言い回しや、策略にイラついた人もいるでしょうし、
また確かに間違っていない発言に、ある意味好感を持った人もいるのではないでしょうか。
何はともあれ大変素晴らしい悪役、厳密には違う気がするけれど、悪役を演じてくれました。
最後のまどかに叶えてよ・・・！と言われた時には、みんなすっきりしたでしょう(笑)

強いて言うのなら、終盤でスケールが途端に大きくなったので、
理解できない部分が増えてきたことでしょうか？
ただでさえ、背景にある設定が緻密ですからね。全部を理解しようと思うとなかなか・・・
ある意味、１週間に一度、３０分の枠内でよかったのかもしれませんね。
でもワケがわからないということは、そのわからない部分を皆で話し合えるということ。
だからこのアニメは盛り上がったと思います。オリジナルの良い所をさらに引き出したんですね。
最終回もわからない部分が少なからずある人もいるでしょう。僕もそうですけどｗ
まだしばらくはこの波は収まらないかもしれないですね。いやはやすごいアニメだ。

製作スタッフの皆さま、最後まで記事を読んでくれた皆さま、
本当にご苦労様でした、ありがとうございました！
このアニメはまた最初から見たいと思います。また違った思いを抱かせてくれるでしょう。
本当に素晴らしいものを見させていただきました！

最後に個人的なことを１つ・・・

さやかーーーーーー！！！！　少しだけ救われて良かったよおおおおおおお！！！
ホントに良かったですよ、うん・・・

ではでは。

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著者：晶 | コメント:(6) | トラックバック:(105)

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※ネタバレ厳禁でお願いします。

ベルセルク的に言えばこうなる。「運命が少女たちを翻弄するのなら、魔をもって運命に対峙するは因果!」、と。まどか☆マギカ、
最終回に期待したのだが、因果だの、上位へのシフトだの、まるでベルセルクや攻殻機動隊みたいなことを言い出したあたりから熱が冷めてきた。
　まどか☆マギカに感動しきれないのは、この作品が自分と世界を相対化できてないからだ。つまりエヴァンゲリオンと同じで自分の内面の問題と世界の運命が同等なのだ。こういった作風はエヴァンゲリオン症候群といって昔たくさんあった。それが少女の世界なのだと言われてしまえばそれまでだが。エヴァの頃の15年前ならそれでもいいが、未だにそれかよ、と思ってしまう。まぁたった12話で大風呂敷を畳むにはああいう話の筋しかないのだろうが。最終回がアレな作品だった

名無しさん: 2011-04-22
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>ななしさん

最終回への意見、ありがとうございます。
まぁよくわからなくなって、ラストも疑問符ばかりが浮かぶ人も多いのではないかと思います。
謎の感動を味わったようなものでしょうか、こればっかりは仕方ないかもですね。
しかしながら個々のシーンは良いものもあったと思いますので。
僕はこれでもいいかなぁと思ったりしています。作品に対する理解は追々していきたいところです。

晶: 2011-04-22
WEBサイト: URL

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自分は良かったと思います！
最後の方は若干駆け足な感じで、謎な部分があったり、
内容についていけてない感はありましたが…
最後はまどかとほむらの世界という感じで、少し物悲しい気もしますが、しょうがないですよね。
希望で絶望を打ち砕くというのは何とも痛快というか…
「してやったり！！！」という感じですね(笑)
そして最後の英文が印象に残ってしまった自分orz

黒破: 2011-04-23
WEBサイト: URL

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>黒破さん

僕も良かったとは思いますが、やっぱり理解できた？と聞かれると自信がないですね(＾−＾；)
２話連続での放送でしたし、その勢いに気持ちを持っていかれた部分はやっぱりあると思います。
でも痺れるシーンもありましたからね、見せ場としては上々だったんだろうなーと。
最後の英文は素敵でしたね、
忘れないで、あなたは１人じゃないよという感じでしたでしょうか。
まどからしい言葉でしたね、姿は見えなくてもいつでも側にいる。
そんな彼女の気持ちが詰まった言葉だったように思います。
なんにしてもいいアニメだったのは間違いないですね、面白かった！

晶@管理人: 2011-04-23
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