フラクタル　第10話　僧院へ: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

フラクタル　第10話　僧院へ 2011-03-25

第10話のあらすじ

僧院へ総攻撃を仕掛けたロストミレニアム。
そしてクレインは１人僧院へ向かってしまったフリュネを追いかけて、ネッサと共に戦場へと向かう。
ダナンに追いついたクレインは、ディアスとスンダの協力で僧院内部へ強行！
一方、フリュネは祭司長であるモーランと対峙していた。

なんとまあ、ひどいものを見た・・・

フラクタル　第10話　僧院へ　です。

正直な話、もうどうなってもいいやと思っている自分がいるのですが(；−−)
やっぱりクレインとかネッサたちに入れ込めないですしねぇ・・・
そんでこの話のラストで吐き気がするものを見せられちゃ、たまったもんじゃないですね；

まぁ愚痴はともかく感想です(笑)
今回のメインはなんですかねー、モーランの内にあった悲しみということなんでしょうか。
しっかしフリュネがさもネタバレですよ、と言わんばかりに
「元は同じフリュネだったのだから！」と叫んでたのには苦笑しました。
いやいや、たいていの人は前回でわかってるよ(＾−＾；)
まぁそんなつもりじゃなかったかもですが、そんな感じだったのでつい。

同じフリュネということで、おそらくですがあの老婆たちも
もとはフリュネだったんじゃないかと思います。同じ服装だから、というのは
信憑性にかけますけど、生み出されたフリュネたちも普通に歳は取るようですし、
内情に詳しい者としては適任でしょう。今回も異様に数がいましたし、そうじゃないかなと思います。
ある程度、同一の意志の元に動いている感じですしね。

選ばれた者と選ばれなかった者。その扱いの差がどんなにひどいかは今までも見てきた通りですよね。
モーランも心からフラクタルを再起動させて、世界を救おうなどとは思っていないのですね。
むしろ再起動させて、ますます人を堕落させて緩やかに絶滅していけばいいという感じでしょうか。
彼女の言う救いとは、また少し違ったものなのでしょうね。
フリュネもなんとか説得を試みようとしていましたが、なかなか上手いこと言ってませんでしたね。
つまりモーランは人を信じていません。今までの人の有り様からも変わらないと思っている。
フリュネはクレインやダナンの人たちと触れあい、人を信じている、未来を信じているのでしょう。
どちらが正しいかはわかりませんよね。結局のところ、未来なんて誰にもわからないのですから。

しっかし、ディアスの目的というか狙いってまだ明かされていないだけなのか、
思わせぶりな態度をとっておいて、実はあれだけだったりするのかしら(＾−＾；)
フラクタルを取り除いていないのにもかかわらず、ロストミレニアムに参加していたとは。
一応、フラクタルは再起動させるつもりはないようですが・・・まだ何か狙いがあるのかな。
ロスミレも僧院もディアスの手のひらで踊っているだけだったら、それはそれで面白いですよね。

そして最後ですよ。気持ち悪いもん見せるな！と言いたい。
あれいいのかな・・・？正確には違うけど近親モノなんじゃ？
ネッサも引いてましたけど、見ている僕はさらに引きましたよ；
バローはフリュネたちを作った父であることなどからも、実質的な権力者のつもりでいるのでしょうね。
モーランに出て行けといわれて従ってたのは、ちょっとん？？と思いましたが。
人を見下すのが好きなんだろうなぁ・・・やっぱりイラッとするよね(＾−＾；)

それにしても今回は特にどこかで見たようなシーンが多くあったような気がしました。
出だしの僧院の船が隊を組んで一斉射撃していましたよね、あれはナウシカで見た気がしますし、
フリュネとクレインを隔てていた壁は、ラピュタ終盤のパズーとシータの状況そのものって感じですよね。
別にそれがダメとは言いませんけども、何度も見せられると冷めるというか。
難しいところですねぇ・・・

さて次回はいよいよラストです。フラクタルは復活するのか、それともバルス発動か(笑)
それによって人はどうなるのか。このアニメが何を言いたいのかがわかるかもしれませんね。
いろいろ思うところの多いアニメですが、いつかまた見た時に違った印象を抱かせる
アニメだとは思ってますので、とりあえずきれいに終わって欲しい。それだけです。

ではでは。