君に届け　2ND　SEASON　episode8　届け: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

君に届け　2ND　SEASON　episode8　届け 2011-03-02

第9話のあらすじ

もうすぐ学校祭。爽子たちのクラスも黒魔術カフェの準備を着々と進行中。
未だに会話のない風早と爽子。お互いのことを考えながらも一歩を踏み出し切れないでいた。
私は風早くんの何を見てきたのか。そう自問する爽子だが答えが見つからない。
そして始まった学校祭。休憩中の爽子に健人が話してくれたことに、爽子は・・・

相変わらず涙腺を緩ませてくれるアニメ。こういうのを待ってた！

君に届け　2ND　SEASON　episode8　届け　です。

ついに、ついに理解し始めた爽子！ここから面白くも感動の展開が待っていそうですね。
それを教えてくれたのは、結果的に仲を抉らせる一因を作ってしまった健人、というのも皮肉なものです。
完全に壊れていないのなら、まだ作り直せる。筋肉の超再生のように再生してほしいものです。

しっかし、少しだけ不満があるとすれば尺伸ばしらしきものがあったことですね(笑)
いきなりOPが流れた時にはどうした！？と思ってしまいましたよｗｗｗ
ま、学校祭の準備をする様子というのも、青春ですよねー。
僕も高校の時の文化祭の準備を思い出しましたよ。授業で寝てる子増えるんですよねｗ
やれやれって感じの先生とか、なんだか微笑ましい限りでした。
そんなほのぼのとした空気の中で、どこか浮いている風早と爽子。ある意味目立ってたと思います。
みんなが思いを馳せているのは祭のこと。でもこの二人は互いのことを考えていましたしね。

そして始まった学校祭。黒魔術カフェの存在感がすごいｗｗｗ
さらに客はみんな後ろ暗い感情を持った子ばかり(笑)
それを浄化する爽子もすごいのですがｗ　彼女は聴き上手ですからね。
ちゃんと話を聞いてくれるというのは、それだけで相談役として上々ですよね。

そして休憩中に現れる健人。本人なりに反省して、それでも伝えたい事があったんですね。
それは爽子が風早にだけ作っていた「壁」。爽子が気づいていなかったことを教えてくれました。
ここからの映像はなかなかによかったですよね。缶で風早と爽子の壁を作ってました。
「壁」ということを考えると、爽子がいた空間にも暗幕があり、それも「壁」を暗示しているかのようです。
風早は中にいるであろう爽子を気にしてはいましたが、中には結局は入りませんでした。
それは壁があるからですよね。でも健人は特に気にするでもなく入っていきます。
そこに壁が無いからではないでしょうか。確かに爽子は壁を作ってたんだなぁと思わせてくれました。

壁ってなんでしょうね？
他のみんなには無くて、風早との間にだけある壁。
それは「嫌われたくない」っていう気持ちから来るものじゃないかなと思います。
２期では、風早には好きな子がいる？と考えてしまったり、
こんな下心を持って接することなんて、と実際にはそんなことでもないですが、
自分のいやらしさみたいなものを風早に見せないようにって爽子はしてきたと思います。
嫌われたくないから。好きだからこそ出来てしまった壁なんですね。

風早が爽子の名前を勘違いしている男子に、「黒沼爽子だよ」といったシーンは
１期を思いださせますよね。ちょっと涙腺が緩んでしまいました。
壁の向こうから聞いていた爽子も、いつから風早を意識し出したのか、わかってきたようでした。
なんていうか、爽子は今までも迷ってたと思うんですよね。
好きなんだ、好きなのかな、好かれるわけない、自分が自信を持って「好きだ」とは
思えていなかったじゃないかな。でもなんだか吹っ切れたみたいですね。
好きな子がいたってどうでもいい、この気持ちを伝えたい。
久しぶりに爽子ちゃんらしさが見れたような気がしました。伝えること。大事ですよね。

さて次回は告白ですね！果たして風早に届くのか！？
彼女の本気をわかってくれるでしょうか。彼女と風早の間にあった教室の扉が不安なんですが、
少なくとも、爽子は自分の気持ちを一生懸命に伝えようとするでしょう。
結果がどうあれ、その姿を来週は楽しみに待ちたいと思います。

ではでは。