GOSICK　ゴシック　第8話　過去の王国に遠吠えがこだまする: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

GOSICK　ゴシック　第8話　過去の王国に遠吠えがこだまする 2011-02-26

第8話のあらすじ

ラウールがセルジウスの発砲で殺されてしまった。怒るデリクだがセルジウスは自分の罪を認めない。
だがしかしヴィクトリカはセルジウスが犯人ではないという証を立ててやろうと、アンブローズと一弥を連れて
夜中の聖堂に身を潜める。ここに犯人が来るはずだと。そして現れた犯人、さらにはなぜかグレヴィールまで現れ、
事態は一応の終結を見る。そしてヴィクトリカは母が犯人ではない証を示すために動き出す。

いい話だったけども・・・なんか、なんか足りないんだよ！

GOSICK-ゴシック-　第8話　過去の王国に遠吠えがこだまする　です。

うーん、なんと言えばいいのか。一弥そっけなさ過ぎじゃないかなぁ。
まぁ急ぎ足の雰囲気がありますから、いろいろ省いているせいなのかもしれませんね。
ヴィクトリカと一弥のシーンは絆の強さを感じましたし、いい所はきっと押さえているんだと思いたい。

しっかし、序盤は即行で犯人がわかってしまった(笑)
あの木の実をヴィクトリカが見つけるシーンを見て、前回での疑問が一気に解凍されしまいました。
僕のような方が他にもきっといたでしょうね、まぁあれが本題ではないのですからいいのか(笑)
まぁそれでなくても消去法で犯人はデリクになっちゃうでしょうけどもｗ
やっぱり壷が目当てだったんですね。でも犯行動機がいまいち明かされませんでしたね。
どうして仲間割れに至ったのか？それがないので、ただの小悪党になっていますよね。
価値のわからない者は渡さない！とか言ってますから、その辺が理由なのかな？
デリクはなんというか、前回卑しい目で物を見ていなかったと思いますので、
純粋にその壷が欲しかったのかもしれません。ラウールたちは売ろうとしてたのかもですね。

それにしてもグレヴィールの登場には驚きました！
なんでいるんだよホントにｗｗｗと思ったら、ミルドレッドと通じていたのですね。
いなくなっては困るから、皿の盗難は目をつぶったのか。警部も何気に考えてるんだなー。
ま、犯罪に目をつぶらなくてはならないほどに、ヴィクトリカがどこかに行く事を
恐れているということかもしれません。ブロワ家から逃がさないように厳命でも受けているのでしょうか。
彼が才能ない割に警部なんていう地位にいるのも、そういうことに手回しできるようになのかもね。

そしてコルデリアの事件を解決するために動き出すヴィクトリカたち。
グレヴィールさんはなんでさっさと連れて帰ろうとしないんだろうとか思いましたが、
目をつぶってくれたんでしょうか？(笑)
そして犯人はやっぱり、かな。ハーマイニアでしたね。明らかに挙動不審でしたしね。
ある意味目立ってはいましたが、でもヴィクトリカはどうしてハーマイニアだってわかったんでしょうね？
トリックはわかっても犯人像までわかるかな？と思ったんですが・・・
アニメ内では説明なかったので考えてみました。

ヴィクトリカは最初の辺りはこの事件について恐れているなという印象ぐらいだったでしょう。
しかし書斎での会話で、ハーマイニアがコルデリアにこの犯行ができるのか？と言った時、
当時のコルデリアよりも小さかった自分には無理ですよ、と伝えようとしていたのではないでしょうか。
ミスリードをさせようとしたんですね。明らかに雰囲気は怪しさ全開でしたけど(笑)
そして時計の中に隠れるというトリックを見破った時に、あのサイズでは大人は入れないでしょう。
犯人は子供じゃないかとなったのでは。ハーマイニアは当時子供でよく事件のことを覚えていましたからね。
そんなところかなぁ？それでも確実じゃない気がしますが・・・考えすぎもよくないかな(＾−＾；)

神託の内容が犯行理由だったんですね。
しっかしそれで殺害しようと思うかな。シオドアを消したからって
確実に未来が変わるわけじゃないでしょう・・・ちょっと意味がわからなかったですよ(；−−)
そして最大の謎はハーマイニアさんの足の速さでしょう(笑)
町が炎に包まれるの早すぎるｗｗｗあらかじめ油でも撒いてたのかのような早さでしたねｗ
数字を数えながら一弥を襲っていく様はまさに狂気でしたねぇ、桑島さん、演技が怖いです；
でもそれだけ生きたかったということですしね。２６歳になるこの年まで恐怖と共に生きてきたのでしょう。
そして何事もなく、このまま過ぎるかと思われたその年にコルデリアの娘がやってきた。
彼女には絶望以外の何物でもなかったでしょうね。結果的に予言通りになってしまったわけですが・・・

そして一弥がまた男を見せてくれましたね。傷つきながらもヴィクトリカを守る様はかっこよかった！
ヴィクトリカと離れたくないという強い気持ちを見せてくれました。
ケンカをして、信じられないような予言をされ、きっと不安でいっぱいだったと思います。
それでも断言したその気持ちは素敵ですよね。
橋から落ちそうになった時、ヴィクトリカがペンダントを放棄してでも一弥を助けようと手を伸ばしたり、
電車が来たときに一弥が行こうか、と手を伸ばすシーンは、
お互いに離れたくないんだという想いを見せているかのようでした。
ペンダントは結局落ちたんですかね？？気になる。
大事なペンダントよりも一弥を選んだというのは、ヴィクトリカの中で占めている
一弥の存在がいかに大きいかということですね。

赤くなった手を見られたくないのか、自分から立ち上がったヴィクトリカは
素直じゃないけど可愛らしかったですねｗ
しかも一弥と同じ質問を神託の時にしてたと言うんだから、これはやっぱり脈ありなのか(笑)
推理時には達観したような精神の気高さを感じますが、所々で見せるこの少女っぽさ。
このアンバランスさも彼女の魅力ですよね。

次回は雰囲気から察するに短編？
idiot(ばか、まぬけ)、という単語が書かれた紙がありましたが、一弥がヴィクトリカにバカにされたかな(笑)
和装のヴィクトリカも見れるみたいですし、今度は結構気楽なものかもしれませんね。
一弥とヴィクトリカのドタバタにでも期待しつつ、楽しむことといたしましょう。

ではでは。