魔法少女まどか☆マギカ　第２話　それはとっても嬉しいなって: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

魔法少女まどか☆マギカ　第２話　それはとっても嬉しいなって 2011-01-14

第２話のあらすじ

キュゥべえに魔法少女になってほしいと頼まれたまどかとさやか。
その見返りは、なんでも１つ願いを叶えるというものだった。
その代わり、魔女と呼ばれる敵と命がけの戦いに巻き込まれる・・・
マミはそんな二人に、体験と称して２人を魔女退治に連れて行くことに。

なんとも気持ち悪い人間関係だなぁ・・・

魔法少女まどか☆マギカ　第２話　それはとっても嬉しいなって　です。

第２話は総じて気持ち悪かったように思いました。
気持ち悪いというより、気味が悪い、ですかね。
魔女というからには人型、という先入観もあったせいか、あの姿には驚いた。
このアニメはいろんな部分がアンバランスで、なんともはや(＾−＾；)

そんなこんなで第２話が放映されたわけですが・・・
魔法少女、という可愛らしい呼ばれ方や、なんでも１つ願いを叶えてあげるという王道的なものとは反して、
その見返りや代償はなんとも現実的。それを中学生にやらせるという危うさ。
本当に明るいアニメでは全然ないですね(＾−＾；)
本当に１話は入門編だった、とでも言わんばかりに、ダークな雰囲気がさらに増した感じでした。

しかし先述しましたが、この人間関係がすごく気持ち悪いと思ったのは僕だけでしょうか。
まぁ、まだ知り合って間もないのですから、信頼などあるわけもないのでね。
ある程度の歪さは感じて当たり前だとは思いますが、他のアニメでもありえる光景なのに
この気持ち悪さはどこから来るんだろう？自分でもはっきりしません。

少なくとも、私たちを助けてくれた＝正義の味方、と思っていそうなさやかは、
マミさんに依存していきそうな感じですし、まどかにしては未だ現実味を感じていない様子。
もし自分が魔法少女になったら、と想像して衣装を落書きしていますからね。
まだ本気で考えてないんじゃないかと思います。さやかは自分なりに考えているようでしたね。
しっかしマミさんが語っていたように、魔法少女対魔法少女の図式もありえるわけで、
なんでそれが、まどかたちVSマミ、という考えに到達しないのかなーと思いますね。
マミさんはまだ味方かどうかはわからないでしょうに。
むしろ僕は、ほむらの方が味方らしいことしてる気がしますですよ(笑)
でも、この辺りの楽観的思考は中学生を思わせますよね。

でもやっぱり魔女の結界内は、独特の世界ですよね。
童話に出てくるような滑稽な姿の敵。でも明確な敵意を持って襲ってくるんですよね。
この辺りも本当に敵らしくない敵、という不一致さがありますよね。
でも魔女は本当におぞましい。そういえば敵の名前？みたいの出ましたが、
あれはなんて書いてあったのでしょう？『○○ＪＵＪ○Ｆ』かな？○の部分がいまいちわかりません；
廃ビルの落書きは、恐らくドイツ語だと思うのですが、あそこにもなんて書いてあったのでしょうね？

そして倒した魔女から得たグリーフシード？で魔力を回復させることができるようです。
グリーフシードを直訳すると『絶望の種』かな。
しかし映像を見てると、どうも魔力を回復させてるように見えないんですが・・・
むしろあれ、汚れたソウルジェム(自分の心？)を浄化してるような、
そんな感じがしないですか？
魔女と戦った結果、消費した魔力を戻せるということですが、
戦わないのであれば、そもそも魔力を消費しないわけで。
魔女って実は魔法少女の成れの果てかなーとか邪推してしまいました。
ホントにこのアニメ、いろんな謎が散りばめられていますよね。氷解するときが楽しみです。

いやー、しかし世界観に引き込まれますね。
どれもこれもが不一致すぎて気味が悪い。世界観とキャラデザなんてまさにそれですよね。
主人公が中学生ですし、心の不安定な時期でもありますから、そういうのを狙っているのかも。
まだ信念というか、そういうものがピンと背伸びをしていないようなまどかたちですが、
今後、どんな成長をしていくのが個人的には楽しみです。
絶望の底には希望があるといいですよね。

ではでは。