第11話のあらすじ
一心が余命1年だということを知らされた八雲。
真琴の依頼で病院には来たものの、心中穏やかにはいられなかった。
そして七瀬の『一心をあの男が殺そうとしている』という言葉に、慌てて現場に向かう後藤たち。
しかしそのことを知らされても、一心の顔に狼狽は見えなかった。

目から涙が・・・

心霊探偵八雲　第11話　失意の果てに〜凶刃〜　です。

今回は本当に辛い回でしたね。
この中で一番辛かったのは誰だろう、なんて考えましたが、
そんなの、一心に関わった全員だなと思ってしまうぐらい、
一心の存在は大きいものだと思います。悲しかったです。

そして、奈緒ちゃんは本当に強い子ですね。
本当は泣きたくて泣きたくてたまらないはずです。
今回の話では、泣いてるシーンばかりでも全然問題ないはずなのです。
それでも、涙をみせるシーンは２回。病院と後藤さんの家ですね。
正確には、涙が見えたのは後藤さんの家でのシーンだけじゃないでしょうか？

後藤さんの家でも奈緒ちゃんは笑顔を見せていましたね。
心配をかけまいとしているのか、自分を鼓舞しているのか、
それでもやはり奈緒ちゃんは強い子ですよね。
この強さはきっと、一心の側にいて、彼を見てきたからだと僕は思います。

そして後藤さん、今回はずっと目が怖い、というか真剣でしたね。
たとえが悪いかもですが、ずっと目が据わってたというか。
側にいながら、一心を守れなかったことを本当に悔いているのですね。
無念と怒りと苦悩と、彼も本当は泣きたかった人間なのかもしれません。
奈緒ちゃんと一緒に笑ってがおー！と言ってたのが印象的です。
その後死ぬんじゃない、と一人呟いてましたね。奈緒ちゃんの強がりを見抜いてたのかもしれません。

そして八雲。強いて言えば彼が一番辛いのかもしれません。
父親代わりの人間を、実の父親に殺されて、
しかもその理由は八雲に関わってくるのですから。
一心の側にずっといる八雲。その目が泣きそうで、あんな目は初めてのような気がします。

それを側でずっと付き添う晴香。
彼女だって泣きたいはずですからね、でも泣かなかったのは、
八雲が泣いていないからかな、と思いました。
それに一心から、八雲を頼むと言われていました。
だから自分ばかり悲しんでいられないと考えたのかもしれませんね。
そんな晴香に『ありがとう』とそっと言う八雲。
このありがとうは、いろんなことに対しての礼だと思います。
『やっとしゃべってくれた』といった晴香の顔が、すごく心に残ってます。

さて次回は両目の赤い男と直接対峙かな。
どうやら一心にナイフを突き立てたのは、別人の可能性が出てきました。
ということは犯人はあの人か。だから勝手に戸が開いていたのですね。
幽霊の超常現象ではなく、誰かが先に侵入していたということなのね。

次で終わり・・・かな。
個人的には、ずっと期待して見れていた数少ないアニメなので、
終わるのが悲しいですね。こーいう、ずっと期待するアニメってホントに少ない・・・
あ、あくまで個人的な話ですよ？

とりあえず、心して来週回を見たいと思います！
ではでは。