魔法少女まどか☆マギカ　第９話　そんなの、あたしが許さない: アニメ感想【晶】: あくあぐらす～Aqua Glass～

魔法少女まどか☆マギカ　第９話　そんなの、あたしが許さない 2011-03-04

第９話のあらすじ

さやかのソウルジェムが砕け、そしてそこには魔女が出現した。
杏子はさやかの肉体を確保したものの、窮地に追い込まれるがそこにほむらが到着。
何とかその場から離れる事に成功する。そしてさやかが魔女になったことを知り愕然とするまどか。
これでわかったでしょ、とほむらはまどかに再度釘をさすが・・・

わかってた、わかってたけど見たくなかった・・・

魔法少女まどか☆マギカ　第９話　そんなの、あたしが許さない　です。

明らかにフラグが立っていたし、こうなることは予測済みではありましたが・・・
そうは言っても見たくないわけで。それが夢だとわかっていても誰も死なない展開を望むわけです。
やっぱりな、という気持ちとくそう、と思う気持ちが変な風に混同している今でございます。

やはりあれはさやかのソウルジェムが魔女になった姿なんですね。
杏子がさやかの肉体を救いはしましたが、あまり意味は無いはず。
それでも放置しなかったのは、やっぱり自分たちは「人間」だという思いがあるゆえでしょうね。
杏子は自らの魔力でさやかの肉体を保持し続けていましたが、
この体が残る意味はあるのでしょうか。マミさんはもう体も無い状況ですが、
いつかこの肉体の使い道とかあるのかもしれませんね。

ほむらの力が時間操作である事は確実になりましたね。
何か装置のような描写が出ましたが、あれは盾の内部構造かな？？
なんか平然と時間を止めてましたが、以前さやかのソウルジェムが車に乗ってしまった時は
かなりテンパってましたよね。あの空間なら疲れないのかな。
魔女の空間ですから、魔力に溢れているのかもしれませんね。まぁその魔力もイコール呪いっぽいですが；
そういうのでもソウルジェムは汚れていくんだろうなぁ。
自分の魔力がなくなっていくから汚れるわけじゃなさそうですものね。
救えば救うだけの絶望を背負い込んでいく。現実でも戦いの中でも蓄積されていくんですね。

しっかし、なんか規模のでかい話になってきました。
まさか宇宙規模の話になるとは・・・キュゥべえは別の生命体ということでいいんでしょうか。
でもなんか小難しい話をして誤魔化されたような気もしなくはないんですが(笑)
それでなくても、まどかたちが考える世界とのスケールの差が違いすぎます。
その辺りも分かり合えない要因のひとつではありそうですよね。
それでなくてもこの営業マンは言葉を巧みに使いますからねー。
見抜きにくい嘘には真実がそれとなく混じるものです。彼はまさにそれをしているんですよね。

要は過不足なく、一定、０を求めるということでいいのかな。
そのために感情の触れ幅が広い、中学生ぐらいの少女たちの感情エネルギーがほしいと。
願いをかなえて希望を満たし、そして魔女という絶望を与えることで０？
どっちかというとマイナスの力をよくもらってる気がしなくもないのですが。
ってことは、やっぱりキュゥべえのような存在は他にもいるということなんですかねー。
どの道この事態を解決しても、それは狭い世界での話であって、広い目で見たら全く何も変わりはしないのか？
仮にずべて大団円で解決しても、結局は第２第３のキュゥべえが出現するだけなのでしょうか・・・

そして杏子さん。登場したときを思うと、本当に丸くなりましたね。
というか、こちらが本来の姿かな？まどかに対して遊びじゃない、そんなヤツは即座にあたしがぶっ倒す、
と言っていたように、さやかに対して攻撃的だったのも、お遊びでなったと思っていたからなのかもですね。
でもさやかもそれなりの覚悟で望んでいる事がわかって、謝りたかったんだろうなぁ・・・
結果的にキュゥべえの思い通りに動かされてしまった感のある杏子ですが、
彼女に悔いはないような気はします。あれは髪留めかな？を持ち祈りをささげる杏子が印象的です。
ソウルジェムが砕けて、そのまますさまじい力が爆発しましたが、
ああいう場合はどうなんでしょう。グリーフシードに変化する事もなく、
キュゥべえもエネルギー確保は無理なんですかね。まぁだからどうだというわけでもないと思いますが。
自爆がある意味、個を維持したまま人生を終える手段なのかもしれないなと思うとやり切れませんね。

そしてワルプルギスの夜が近づいてきました。
超ド級の魔女が来るというこの夜ですが、僕はまどかがそれに当たるのかなぁとも考えていたのですが、
どうやらこのまま第１話冒頭の展開にいきそうなので、違うみたいですね。
ではあのでかい物体が魔女なんですね。元はいったい誰なんでしょう、そういうのも明らかになるのかな。
一人ではどうにもならないというこの魔女ですが、ほむらはどうするのか。
そしてまどかはとうとう魔法少女になってしまうのか？

こうして見ていると、第１話でほむらが何かを叫んでいましたが、
「(魔法少女になるのを)やめて！」なんでしょうね。
キュゥべえの狙いは結局のところ、まどかのソウルジェムのようです。個人的には面白くないですけど。
そういえばなんでいちいち承認を得る必要あるんですかね？強引にやればいいじゃないと思ってたのですが、
やっぱり魔女になるという絶望に見合うだけの希望、願いがいるということなのかな。
キュゥべえはほむらを救いたい！という願いを引き出す予定なのかな。
まどかの決断が気になりますよね。

次回はほむらがメインになりそうです。彼女の能力から、願いの推測は成り立ちますが、
未だ謎の多い彼女です。次回でもう少し彼女の内面や事情がわかるかもしれませんね。
まどか＝ほむら説がありますが、それでも何かが足りない。
そのきっかけでもわかるとうれしいですが、どうでしょうか。

ではでは。

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著者：晶 | コメント:(3) | トラックバック:(111)

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※ネタバレ厳禁でお願いします。

キュウべぇは契約に基づき少女を魔法少女に変え、魔女になるのを待つ
キュウべぇ達にとって契約とはいわゆる法律、規則のようなもので、それを無視してエネルギー搾取を行う事は許されないのでしょう
善意でも悪意でもなく、効率重視のあまり特定の種を乱獲する事は種の滅亡に繋がりかねません
その種が将来、宇宙に進出してより有益な存在となる可能性は充分あります
少々手間がかかるとはいえ、それ程の人数を魔法少女にしなくてもエネルギーを集められるのなら、人類に対して公平性（あくまでキュウべぇ達の主観のですが）を保とうとするのは合理的な判断かなと

名無しさん: 2011-03-04
WEBサイト: URL

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キュウべぇの言葉は確かに正論めいているんですが、
果たして絶望という負のパワーで何をするのかが疑問…
負から正が生まれるとはあまり思えないんですが…
杏子、出だしとは裏腹に、かなり良キャラだと思ってきてたところでこれですかorz
ほむらに関しては未だに良く分からない点が多いですね。
というか、このアニメは全体的に謎な点が多いです！(笑)

黒破: 2011-03-05
WEBサイト: URL

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>ななしさん
願いをなんでも叶えるという話を切り出すことで、その対象の希望という感情を増幅させて
よりよいエネルギー上昇を狙っているのかなー、と今のところ思っています。
希望という熱湯に絶望という氷を入れることによるエントロピーの増大を狙っているのでは？
なんにしても、キュゥべえたちの文明には感情が無いという事で、価値観は相当違いますよね。
個体に対しての思いやり、愛もなさそうですし、個より群を重視するのはある意味彼ららしいですね。

晶@管理人: 2011-03-05
WEBサイト: URL

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